縁起
天台宗 不動院 不動閣
岐阜の金華山麓日野にある不動院は別名『不動閣』と云います。
境内には不動の滝や岐阜城へ続く登山道があり、見晴台からはお城と長良川が一望できます。
本尊:波切不動明王 ほか諸尊
東海白寿三十三観音霊場:三十番札所
◆不動院 不動閣 の歴史◆
不動閣は天台宗の寺院で不動院の別称です。
不動閣は昭和9年に中興開山した寺院ですが歴史は古く境内にあった大和時代の古墳から刀子、また布目瓦を焼いた奈良時代の登り窯も出土しています。
奈良時代、東大寺の大仏を作った仏師の日野金麻呂が生まれところと言われ、父の王丸が住んでいたところと言われています。
金麻呂は大仏の開眼法要のとき聖武天皇より授かった金の仏鉢を持ち帰りここに安置し七堂伽藍を建てたと伝えられています。
(後に夢のお告げにより陽当たりの良い雄総の護国之寺に移ったと伝わる)
戦国時代、織田信長は稲葉城(岐阜城)を攻略しました。
城は三方堅固で攻めあぐんだとき木下藤吉郎が長良川の北から城を望み、絶壁で警備が手薄な背後の連山の日野西山から峰伝に進行することを思いつき早朝襲攻撃しました。
そのときに陣となった寺は焼き払われてしまいました。
西山の 不動の洞をよじ登り 旗なびかせて 城攻略す
という歌が伝えられており、境内からは人の頭に鉄鍋を伏、刀が二本並べた首塚が出土しています。
その後寺は荒廃しましたが、比叡山の僧であった祥海和尚は不動明王の夢のお告げを受け行脚し、この地を見つけ中興開山しました。
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